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メディアの現場が学べることは?——「検証・トイレットペーパー報道がもたらした買い占めの影響」開催レポート

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2020年7月30日、インターネットメディア協会(JIMA)主催によるオンラインセミナー「検証・トイレットペーパー報道がもたらした買い占めの影響」が開催されました。スピーカーには慶応義塾大学 政策・メディア研究科 特任准教授の田代光輝氏、中京テレビ キャスターの鈴木康一郎氏、株式会社JX通信社 代表取締役の米重克洋氏を迎え、司会・モデレーターとして前BuzzFeed Japan編集長で、株式会社メディアコラボ代表の古田大輔氏がディスカッションをリードしました。

JIMA会員を対象に行われた本セミナーには40名近い方々が参加し、プレゼンテーション、パネルディスカッションなどを通じ、活発な議論が繰り広げられました。そのセミナーの様子をご紹介します。(JIMA事務局)
*JIMA会員は、動画全編の視聴が可能です。

(写真は、左上から時計回りに、田代氏、鈴木氏、古田氏、そして米重氏)

この動画を再生するためには、JIMA会員にお配りしたパスワードが必要となります。パスワード取得方法は文末をご覧ください。パスワードは定期的に更新されます。

「消費者によるトイレットペーパー買い占め」を引き起こしてしまったのでは、というメディアの現場からの振り返り

今回のセミナーのテーマ「検証・トイレットペーパー報道がもたらした買い占めの影響」を振り返るにあたり、冒頭ネットコミュニケーションの安全性を研究する田代光輝氏から、「デマがなぜ起こるかのメカニズム」、また、「デマの否定はデマを拡げる」などの学術研究が紹介されました。

その上で、2020年2月下旬の感染拡大の早い段階で「『トイレ紙が不足』は誤り」、というニュースを、キャスターとして視聴者に伝えた中京テレビの鈴木康一郎氏から、実際にどのように考え、行動して実際の放映に至ったかについて、真摯で丁寧な振り返りのプロセスが紹介されました。

さらに、SNS情報などをAIで取集・分析してニュース配信を行っているJX通信社の米重克洋氏からは、何かの事象が起きた際にそれが本当に話題になっているのか、炎上しているのか、などのデジタルメディア上の情報流通に関し、リアルタイムで定量的な分析、検証するしくみを整える必要性が指摘されました。

常に検証し、振り返るしくみを持つことの重要性

後半のパネルディスカッション、質疑応答のセッションでは、それぞれメディアや報道に関わる立場にいるからこそ感じる率直な質問ややり取りが交わされました。視聴率やページビューのためにセンセーショナルなニュースやトピックに飛びついていないか、多忙を極めるメディア運営や報道の現場で事後の検証、振り返りのしくみを持つことができているか、などについての誠実な問いかけや議論が活発に行われました。

司会の古田大輔氏からは、読者や視聴者とのエンゲージメント(関わり)や信用を得ることが今まで以上にとても重要になっていることが指摘されました。文脈(コンテキスト)を提供し、例えば「棚からトイレットペーパーが消えた」という報道に対し、その背景や読者の生活への影響を解説する意義が共有されました。


今後もJIMAのセミナーでは、メディアが直面するさまざまな課題を取り上げ、より良いメディア運営に向けてなすべき課題などについて議論を進めていく予定です。同じ課題を抱える皆様のJIMAへの参加をお待ちしています

本セミナーのアーカイブ動画は、会員の方であれば視聴いただけます。希望される方は、所属されている企業、媒体が既にJIMA会員であることを確認の上、JIMA事務局までご連絡ください。

(文責 / 撮影:JIMA事務局)

動画視聴用パスワードを忘れたら?

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