JIMA会員限定・リテラシーイベント「参院選を終えてーー実例から考える、メディア人のメディアリテラシー」を8/1に開催

近年のメディアを取り巻く様々な事例を基に、メディアに携わる人間として不可欠なメディアリテラシーについて深く掘り下げて議論します。
2024年の兵庫県知事選挙は、メディアで仕事をする私たちにとって「大きなターニングポイント」となるものでした。SNS言説によるメディア不信や、選挙期間前後における報道の偏り(公平性の観点からのものが、受け取り手にとっては、「隠蔽されている」と感じてしまう)など、様々な課題が浮き彫りとなりました。
その中で、メディアリテラシーの角度からも、「何を伝えるか・伝えないか」、また伝え手である記者自身にもSNSのカメラが向けられる、など、これまでと違った形で伝え手としてどうしていくのか、考えさせられるポイントが多くありました。
現代のメディア人が持つべき「メディアリテラシー」とは何か、それを、メディアを巡る諸問題の解決に役立てるべく如何に社内教育していけばいいのか。
対談を通して、それぞれが答えを考えていく時間とできたらと思っております。
◾️開催日時
8月1日(金)18:00~20:00 (懇親会含む)
※17:45より受付開始
◾️開催場所
スマートニュース社 イベントスペース
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル地下
◾️プログラム
#1 メディアにおける「メディアリテラシー教育」状況の共有(リテラシー部会)
#2 座談会「実例から考える、メディア人のメディアリテラシー」
・神戸新聞 報道部 次長 永田憲亮氏
・姫路市総合教育監 (元日本テレビアナウンサー) 加藤聡氏
・国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授 山口真一氏(オンライン)
・株式会社ユーザベース メディアパートナーシップ責任者 久川 桃子氏 (順不同)
・モデレーター 令和メディア研究所 主宰 下村健一氏
#3 質疑応答
#4交流会
◾️申し込みフォーム(締切:7月30日(水)正午)
https://forms.gle/gGqa13TsRmkb48eU8
<登壇者プロフィール>
神戸新聞 報道部 次長 永田憲亮氏

慶応義塾大法学部政治学科を卒業後、1998年に神戸新聞社入社。兵庫県警キャップや姫路本社編集部、阪神総局のデスクなどを経て、2024年から現職。同年3月から政治・行政担当デスクとして、斎藤元彦兵庫県知事の告発文書問題や24年11月に行われた兵庫県知事選を担当している。事件・司法デスク時代に担当した調査報道「神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄スクープと一連の報道」が2023年度の新聞協会賞や調査報道大賞などを受賞した。
姫路市総合教育監 (元日本テレビアナウンサー) 加藤聡氏

1984年生まれ。2008年に東京大学法学部を卒業し、日本テレビに入社(アナウンサー/「news every.」リポーター/政治部記者/「the SOCIAL」番組プロデューサー/BS日テレ「深層NEWS」キャスター/デジタル配信デスクなどを担当)。2022年8月~23年7月に認定NPO法人カタリバ広報への参画(日テレを休職)を経て、2023年10月に日本テレビを退職。2024年2月、姫路市総合教育監に就任。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授 山口真一氏

1986年生まれ。博士(経済学)。専門は計量経済学、社会情報学、情報経済論。NHKや日本経済新聞をはじめとして、メディアにも多数出演・掲載。KDDI Foundation Award貢献賞など受賞多数。主な著作に『ソーシャルメディア解体全書』(勁草書房)など。早稲田大学ビジネススクール兼任講師、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート共同研究員などを務める。また、内閣府「AI戦略会議」を始めとし、総務省、厚生労働省、文部科学省、公正取引委員会などの様々な政府有識者会議委員を務める。
株式会社ユーザベース メディアパートナーシップ責任者 久川 桃子氏

2002年に日経BP社に入社。『日経ビジネス』などで幅広い業界を取材。2015年にNewsPicksに参画し、広告コンテンツ制作チーム「Brand Design」の立ち上げを主導。2022年にはUzabase/NewsPicksにてメディアパートナーシップ部門を新設、現在は、ユーザベースのメディア&コンテンツパートナーシップ責任者を務める。2024年より、JIMA副代表理事。
モデレーター 令和メディア研究所 主宰 下村健一氏

TBS報道局アナウンサーを15年務めた後、フリーキャスター10年。2010-2013年、内閣審議官等で民主・自民3政権の情報発信に従事。東京大学、慶應義塾大学、関西大学などで教鞭を取り、現在白鴎大学教授。令和メディア研究所を主宰し、メディアリテラシー教育に取り組む。光村図書小学5年国語教科書で、情報への向き合い方を説く。『窓をひろげて考えよう』(かもがわ出版)、『想像力のスイッチを入れよう』(講談社)など著書多数。