未曾有の危機に立ち向かうため、協会活動の強化を合意——JIMA2020年度通常総会を開催
2020年5月13日、インターネットメディア協会(JIMA)は、新年度を迎えて通常総会を開催しました。総会は、折からの緊急事態宣言の下、完全にオンラインの環境で実施されました。
総会では、以下の4つの議案を議論の上、決議を行いました。
- 2019年度の事業報告および収支決算
- 2020年度の事業計画および収支計画
- 会則の一部改正
- 役員の選任
1.では、設立初年度を終えたことを受け、取り組んだ事業の振り返りとその収支報告が行われ、監事からの監査意見も交えて決議されました。
2.の新年度の計画では、旧年度に手掛けた情報発信者・受信者をめぐるリテラシー教育の充実向上、会員間で課題や学びの機会の共有を目指した会員向けセミナー、協会Webサイトでの情報発信などを継続していくことが合意されるとともに、年初からの新型コロナウイルスの猛威により、メディアの経営、運営環境が格段に厳しくなっているとの視点の下、これらに対処すべく知見の共有や情報発信を強化することが合意されました。
さらに、インターネット上での良質な情報発信に努めたメディア、関係者らを顕彰するアワードの創設などもめざすことも決まりました。
3.の会則一部改正では、協会の部会活動に「ニュース部会」を設けるなどが提起され、決議されました(会則)。
さらに、4.の役員人事では、3人の新任理事を含めた13名の役員体制で協会活動をリードしていくことが決議されました(役員)。
総会では、メディア運営をめぐる環境激変下で、「書店の休店などで週刊誌の売上げが激減、ネットメディアを基幹へと据える取り組みが待ったなしに」「他のメディアが危機克服のためにどう取り組んでいるのか知りたい」など、会員から切実な意見や、協会活動への期待が示されるなど、インターネットメディア協会の使命を改めて確認して閉会しました。
また、通常総会の後に開催された新年度第1回の理事会では、協会の代表理事として瀬尾傑(スローニュース 代表取締役)の再任を決議し、新任理事を含めて協会の部会活動を活性化していくなどが合意されました。