Internet Media Awards〜未来と信頼をつくる挑戦者をたたえよう
Internet Media Awardsのエントリーの受付は、2021年1月12日に終了しました。
たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
JIMA会員対象の投票、選考委員による最終選考を経て、3月に結果を発表いたします。
インターネットメディア協会(JIMA、代表理事 瀬尾傑)は、社会課題に取り組み、創造性、信頼性、イノベーションをもたらしたメディア、そのようなメディア運営に取り組まれている方々の活動をたたえる、『第1回 Internet Media Awards』(実行委員長、林 亜季)を創設します。
趣旨:
近年、拡大するインターネット市場がメディアに大きな変革をもたらすなか、情報の信頼性や品質が課題として指摘されることが増えています。同時に、インターネットの世界で主流となってきた広告収入中心のメディア運営が揺らいでいます。これが、信頼できる情報を継続的に発信するために必要なメディアの財務基盤を損ね、情報の品質を落としかねないという悪循環も生じています。
インターネットメディア協会(JIMA)は、このように成長する一方で課題を抱えるインターネットを基盤とするメディア活動について、課題解決に向けた議論や相互啓発、情報受信者・発信者双方のリテラシー向上に向けた活動に、会員ととも取り組んできました。
Internet Media Awardsは、こうした課題に取り組み、卓越した創造性、アイディア、イノベーションをもたらしているメディア、そのようなメディア運営に取り組まれている方々の活動を顕彰することで、日本のインターネットメディアの質的向上、認知獲得、業界の更なる発展を目指します。
対象:
- インターネットメディア上に公開されたオンラインコンテンツ(ニュース、コラム、エンターテインメント、動画、データビジュアライゼーションなど種類や形態は問いません)、或いはインターネットメディアにかかわる活動。また、そのようなコンテンツ、活動にかかわったメディア、企画、運営にあたった人を広く対象とします。
- 2020年中(2020年1月1日〜2020年12月31日)に公開されたコンテンツ、または活動を対象といたします。
<応募カテゴリー>
日本における以下6つのカテゴリーごとに幅広い事例を募集します。応募にあたっては、なぜそのコンテンツ、取り組み、人が優れているのかを記載いただきます。
- テキスト・コンテンツ部門
「インターネットコンテンツの中でもテキストによる卓越した、情報の信頼性を高めることに貢献した作品が対象(ニュース、エンタメなど幅広いストーリーテリング手法の作品を含む)」
- ビジュアル・コンテンツ部門
「インターネットコンテンツの中でもビジュアル、動画、画像、デザイン分野で優れた作品が対象」
- スポンサード・コンテンツ部門
「クライアント企業にとっての広告効果にとどまらず、様々なステイクホルダーに対し共感やインパクトをもたらすことに成功した、編集・創作が施されたインターネット上のスポンサード作品が対象」
- メディア・イノベーション部門
「AI、 VR/AR、データ分析、3D技術など、インターネットメディアのストーリーテリングにおける新しく創造的な技術や革新的な仕組みの作品、取り組みが対象」
- メディア・ビジネス部門
「インターネットメディアに新しいビジネス分野のイノベーションやインパクトをもたらした作品、取り組みが対象」
- ソーシャル・インパクト部門
「人権問題への配慮、LGBTの地位向上、誹謗中傷の抑止、CSR活動、SDGsに資する活動など、インターネットメディアを通じてなんらかの社会課題解決へのインパクトをもたらした活動が対象」
各部門における最終的な選考を終えた段階で最も卓越した作品に対し、Internet Media Awardsの「グランプリ(大賞)」を授与いたします。
<応募の際の注意点>
- 応募はJIMA会員に限らず、どなたでもご応募いただけます。
- 応募フォーム1つにつき1作品ご応募ください。
- 応募は自薦・他薦を問いません。
- お一人様複数回の応募も歓迎いたします(複数の応募が可能)。
- 複数の部門への重複エントリーも可能です。
- 応募いただいた方のお名前・推薦理由コメントはあくまで選考の際に参考にさせて頂くものであり、公表されるものではございません。
<応募・選考・発表までのスケジュール予定>
募集開始:2020年11月5日(木)
最終応募締切:2021年1月12日(火)17:00
選考実施時期:JIMA会員による投票:2021年2月中旬を予定
選考委員による最終選考会:2021年2月下旬〜3月上旬を予定
結果発表:2021年3月を予定
表彰結果、表彰式の開催詳細等、分かり次第、JIMAホームページにてお知らせいたします。
選考委員(五十音順)
- 櫻田潤(株式会社ニューズピックス インフォグラフィック・エディター)
- 篠田真貴子(エール株式会社 取締役)
- 治部れんげ(東京大学大学院情報学環客員研究員 / フリージャーナリスト)
- 瀬尾傑(インターネットメディア協会代表理事/スローニュース株式会社 代表取締役)
- 関治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)
- 原野守弘(株式会社 もり 代表 / クリエイティブディレクター)
- 米良はるか(READYFOR株式会社代表取締役CEO)
- 森健(ジャーナリスト/専修大学文学部非常勤講師)
登壇者
櫻田潤
株式会社ニューズピックス インフォグラフィック・エディタープログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年に企業で働きながら、個人サイト『ビジュアルシンキング』を立ち上げ、インフォグラフィックに関する情報発信と制作を開始。2014年にインフォグラフィック・エディターとして、NewsPicksに参画。スマートフォンに最適化したインフォグラフィック・フォーマットを開発。インフォグラフィック記事の執筆・デザインを多数担当。2019年より、チーフ・ソーシャル・エディター兼任。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』『図で考える。シンプルになる。』『たのしいスケッチノート』ほか。
篠田真貴子
エール株式会社 取締役慶應義塾大学経済学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008 年 12 月より 2018 年 11 月まで(株)ほぼ日(旧・東京糸井重里事務所)取締役CFO。退任後「ジョブレス」期間を経て、2020年3月より社外人材によるオンライン 1on 1 を提供するエール株式会社の取締役に就任。(株)メルカリ社外取締役、学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン評議員、認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト理事。「ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」監訳。
治部れんげ
東京大学大学院情報学環客員研究員 / フリージャーナリスト1997年一橋大学法学部卒、日経BP社にて経済誌記者を16年間務める。2006~07年ミシガン大学フルブライト客員研究員。2014年よりフリージャーナリスト。ビジネス、政治、政策、教育、家庭におけるジェンダーとダイバーシティの課題についてウェブメディアに執筆。2018年一橋大学大学院経営学修士課程修了。現在、東京大学大学院情報学環客員研究員。日本政府主催の国際女性会議WAW!アドバイザー、東京都豊島区男女共同参画審議会長など行政のジェンダー平等政策に関わる。朝日新聞論壇委員。著書に『稼ぐ妻 育てる夫』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信』(日本経済新聞出版社)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館)など。
瀬尾傑
インターネットメディア協会代表理事1965年兵庫県生まれ。同志社大学卒業。88年 日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社。 経営企画室、『日経ビジネス』編集部など を経て退職。 93年 講談社入社。 『月刊現代』、『FRIDAY』、『週刊現代』各編集部などを経て、『現代ビジネス』創刊編集長、第一事業戦略部部長などを歴任。2018年8月にスマートニュースに入社、同年8月に設立した『スマートニュース メディア研究所』の 所長に就任。19年2月に調査報道の支援を目指す子会社、スローニュースを設立、代表取締役に就任。19年4月より、新しく設立したインターネットメディア協会の初代代表理事を務める。
関治之
一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。 住民参加型のテクノロジー活用「シビックテック」を日本で推進している他、オープンソースGISを使ったシステム開発企業、合同会社 Georepublic Japan CEO及び、企業のオープンイノベーションを支援する株式会社HackCampの代表取締役社長も勤める。 また、神戸市のチーフ・イノベーション・オフィサー(非常勤)や東京都のフェローとして、自治体のスタートアップ支援政策やオープンデータ活用を推進している。 その他の役職:総務省 地域情報化アドバイザー、内閣官房 オープンデータ伝道師等
原野守弘
株式会社 もり 代表 / クリエイティブディレクター経営戦略や事業戦略の立案から、製品開発、プロダクトデザイン、メディア企画、広告のクリエイティブディレクションまで、広範囲な分野で一流の実績を持っている。電通、ドリル、PARTYを経て、2012年11月、株式会社もりを設立、代表に就任。 「OK Go: I Won’t Let You Down」「NTT Docomo: 森の木琴」「Honda. Great Journey.」「Polaリクルートフォーラム」「日本は、義理チョコをやめよう。Godiva」などを手がける。
米良はるか
READYFOR株式会社代表取締役CEO1987年10月生まれ。慶應義塾大学経済学部、同大学院メディアデザイン研究科(KMD)卒業。 2011年3月29日に日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」をスタート。2014年に株式会社化し、代表取締役CEOに就任。World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出、日本人史上最年少でダボス会議に参加。 「人生100年時代構想会議」「未来投資会議」等の民間議員に選出、現在は「デジタル改革関連法案ワーキンググループ」の民間構成員を務める。
森健
ジャーナリスト/専修大学文学部非常勤講師1968年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。科学誌や総合誌で専属記者を経て独立。2012年、『「つなみ」の子どもたち』と『つなみ 被災地の子ども80人の作文集』で第43回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2015年、『小倉昌男 祈りと経営』で第22回小学館ノンフィクション大賞受賞。2017年、同書で第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞、ビジネス書大賞2017で審査員特別賞を受賞。著書に『人体改造の世紀』『グーグル・アマゾン化する社会』『ビッグデータ社会の希望と憂鬱』ほか。2016年より「Yahoo!ニュース特集」にてデスクを兼任。
■ Internet Media Awards 代表者2名の挨拶
Internet Media Awards実行委員長 林亜季
2020年、新型コロナウイルスの世界的流行で、デジタルシフト、リモートシフトが急激に進みました。
インターネットメディアも激変の渦中にありながら、より信頼できる情報源として、より良いコンテンツの作り手としての責任とニーズの高まりを感じています。
インターネットメディアの担い手たちが昨年、有志で立ち上げたインターネットメディア協会(JIMA)は、インターネットがより面白く、美しく、信頼できる空間になることを目指しています。
複雑で不確実で不安な時代だからこそ、ポジティブでネガティブを凌駕していきたい。そんな思いで「Internet Media Awards」を立ち上げました。
選考委員の方々にご協力いただき、インターネットの世界をより良い方向に導くようなコンテンツや取り組みをたたえ、広くお伝えします。
日本におけるインターネット上のあらゆる作品や取り組みを対象とします。自薦・他薦を問わず、個人・企業・団体、どなたでもご応募いただけます。
人生を変えるような記事に出会った。
個人のブログがSNS上で議論を巻き起こした。
これまでにないビジュアルのコンテンツが話題になった。
企業とメディアがコラボしたメッセージ広告が波紋を呼んだ。
メディアビジネスを変える革新的な新サービスが誕生した。
そんな作品や取り組みを、ぜひ教えてください。
林亜季(はやし あき):
NewsPicks for Business 編集長 / AlphaDrive 統括編集長東京大学法学部卒業。2009年、記者として朝日新聞社に入社。地方での記者経験後、新ビジネスの開発や投資などを行う「メディアラボ」で複数の新規事業立ち上げに携わった。経済部記者を経て同社を退社。2017年、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンに入社。ハフポスト日本版の広告事業を統括するPartner Studio チーフ・クリエイティブ・ディレクターとして初の黒字化に貢献。2018年7月、アトミックスメディア(現リンクタイズ)に入社し、Forbes JAPAN Web編集部副編集長 兼 ブランドボイススタジオ室長に就任。同年12月から2020年6月までForbes JAPAN Web編集長を務め、サイトパワー増に尽力した。2020年7月から現職。NewsPicks for BusinessとAlphaDriveのコンテンツプロデュースを統括する。
インターネットメディア協会 代表理事 瀬尾 傑
このたび、社会に貢献するインターネットメディアを応援するために、Internet Media Awards を制定することにしました。
インターネットメディアはわれわれの日々の暮らしに浸透し、大きな影響力を持つ一方で、まだまだ未成熟で発展途上の存在です。
だからこそ、その課題解決に挑む人たちの奮闘を称え、その成果を共有していきたいと考えています。
コンテンツやテクノロジー、ビジネス、社会貢献ーーさまざまな角度から、みなを幸せにするためのイノベーションを支えたいと思っています。受賞の対象も推薦者もJIMAの会員に限りません。ぜひ、みなさまから広く推薦をいただきますようお願いいたします。
今回、選考委員を引き受けていただいた方々には、こころより感謝を申し上げます。
みなでインターネットメディアを盛り上げて、自分たちの手で未来をつくっていきましょう。
瀬尾 傑(せお まさる):
インターネットメディア協会代表理事 1965年兵庫県生まれ。同志社大学卒業。88年 日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社。 経営企画室、『日経ビジネス』編集部など を経て退職。 93年 講談社入社。 『月刊現代』、『FRIDAY』、『週刊現代』各編集部などを経て、『現代ビジネス』創刊編集長、第一事業戦略部部長などを歴任。2018年8月にスマートニュースに入社、同年8月に設立した『スマートニュース メディア研究所』の 所長に就任。19年2月に調査報道の支援を目指す子会社、スローニュースを設立、代表取締役に就任。19年4月より、新しく設立したインターネットメディア協会の初代代表理事を務める。