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IMA2022:【図解】東日本大震災から10年の歩みと未来

投稿日:
ビジュアル・コンテンツ部門
動画・画像・デザインによって理解が深まり印象に残った作品

【図解】東日本大震災から10年の歩みと未来

防災・減災の向き合い方に多方面から光を当てる

https://issue.yahoo.co.jp/311_10years/

【受賞者】 Yahoo! JAPAN 金原洋子

受賞コメント

この度は素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
大変光栄に思うと同時に、身が引き締まる思いです。本コンテンツは東日本大震災から10年という節目の年に、「『見てこなかった』『見えてなかった』10年間の事実を『見える』『分かる』に」をコンセプトに、データやファクトを可視化し、改めて災害大国日本での暮らしについて考えてもらうことを目指しました。当時弊社にあった石巻オフィスの社員から現地の声を届けてもらうなど、多くの方々にご協力いただき、改めて感謝申し上げます。また、なによりもプロジェクトメンバーの努力と熱量がこのような栄誉ある賞に結びついたことに大変感激しております。本当にありがとうございます。
今後も社会の課題を可視化し、解決していけるようなコンテンツを作っていけたらと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

受賞者プロフィール

グラフィックプロジェクト マネージャー。ネットメディア系ベンチャー企業を経て、2007年にヤフーに入社。企業とのタイアップコンテンツの企画制作に従事した後、Yahoo! JAPANのトップページやニュースなどプロダクト企画・コンテンツ企画に携わり、現職。ニュースやコンテンツなどをわかりやすくユーザーに届けるため、グラフィックプロジェクトを立ち上げ、運営している。

選考委員より

震災から10年を迎えた昨年は、被害や復興の足取りを後世に残すビジュアルコンテンツが多く発表された年でもあった。受賞作は過去を振り返るだけでなく、未来に向けての提言、特に、防災・減災への向き合い方について多方面から光を当てる内容となっている。写真、動画、テキストに加えて、データを用いたインフォグラフィクスを効果的に取り入れたデザインは、エビデンスに基づくわかりやすい構成であり、読者に考えるきっかけを作る。いわゆる「スクローリーテリング」の手法で読者の関心を深くまで引き込んでいくインターフェイスも秀逸であり、瞬時に消費できるものが好まれがちなインターネットコンテンツの中で、デザイン、編集、構成力の高さが光った読み応えのある作品と言える(山辺 真幸)