JIMA INTERNET MEDIA AWARDS 2024

グランプリ、部門賞など全8作品を発表!

〜 グランプリは「さまようロシア人 ジョージアでみた侵攻の代償(NIKKEI Film)」に決定! 〜

信頼性のある情報をわかりやすく正しく世の中に伝え、社会をよりよい方向に導いた作品や活動に光をあてるとともに、情報伝達における質の高さを追求しイノベーションに挑むメディア事業社や関係者をたたえる「Internet Media Awards」。2023年中(2023年1月1日〜12月31日)に公開・注目されたコンテンツや活動を対象とし、幅広く公募を実施しました。そして、すべての応募作から、JIMA会員の投票による第一次選考、選考委員の討議による最終選考を経て、受賞作品が決定しました。

グランプリ

さまようロシア人 ジョージアでみた侵攻の代償(NIKKEI Film)

受賞作品詳細

受賞者 日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループ

受賞者コメント

日経電子版で公開した「さまようロシア人 ジョージアでみた侵攻の代償」は、通常スチールカメラを手にする記者が動画の撮影や原稿、構成などを考え制作しました。ウクライナ侵攻後、ロシアから隣国ジョージアへ流れた人とマネーの動きに焦点をあて、侵攻開始から1年のタイミングで公開した映像ルポです。
IT技術者などの高度人材がロシアから周辺諸国に脱出している実態をオープンソースの情報からつかみ、彼らの証言から「ロシアの頭脳」の流出を裏付けました。また、国外へ逃れた人の足取りを衛星画像などから分析し、2022年9月にジョージアとの国境付近で3000台もの車が渋滞していたことを突き止めました。この作品では映像とグラフィックスを効果的に使い、未来を描けずさまよう彼らの姿に迫りました。
今回はグランプリとして評価していただき、取材チームも大変うれしく思っています。今後もデジタルジャーナリズムの質を高め、信頼できる情報を発信していきたいと考えております。
(日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループ)

テキスト・コンテンツ部門

虚飾のユニコーン ——線虫がん検査の闇

受賞者 NewsPicks

受賞作品詳細

ビジュアル・コンテンツ部門

さまようロシア人 ジョージアでみた侵攻の代償(NIKKEI Film)

受賞者 日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループ

受賞作品詳細

選考委員特別賞

冷凍餃子フライパンチャレンジ

受賞者 味の素冷凍食品

受賞作品詳細

選考委員特別賞

小山田圭吾×荻上チキ 東京オリパラ騒動から2年…小山田圭吾は何を思い、考えたのか〜いじめ、メディア、キャンセル

受賞者 wezzy(株式会社サイゾー)

受賞作品詳細

朝日新聞 with Planet

受賞者 朝日新聞社

受賞作品詳細

選考委員・伊藤和真コメント

伊藤和真

朝日新聞という歴史あるメディアの新しい挑戦に、賞を贈らせていただきます。「朝日新聞 with Planet」では、グローバルヘルスや気候変動などの国際的な課題を継続的に取材し、読み応えのある記事が多いです。これらの課題は「日本にいる私たちから遠い、発展途上国の話」とされがちですが、記事だけでなくトークイベントなどの動画もあったりと、ユースをはじめとしたさまざまな読者、視聴者が触れやすい情報発信に挑戦されていると思います。「地球が健康でないと、私たちも健康でいられない」をコンセプトに「解決策を探るメディア」として、そのブランディングや持続可能性のあり方に新しいメディアの形を感じています。

高島りょうすけ TikTok

受賞者 高島りょうすけ

受賞作品詳細

選考委員・下山明彦コメント

下山明彦

史上最年少市長のTikTokでの取り組みは、若い政治家がインターネットにおいて媒体に最適化したコンテンツを作成し、従来ではリーチが困難だった層にも選挙や政治に関する情報を伝えられたという点で、とても先進的でした。コンテンツとしてのクオリティが高く、また多様な観点に配慮した発信内容となっており、我々同世代に対しても社会での発信の仕方を問い直してくれるような営みだったと考えます。実際に市長に当選されたということも踏まえて、多くの人を勇気づける活動であったとして選出させていただきました。今後とも益々のご活躍を楽しみにしております!

Internet Media Awards代表者2名のコメント

瀬尾 傑
一般社団法人
インターネットメディア協会
代表理事 瀬尾 傑

これまでたくさんの素晴らしい作品、活動に受賞をいただいたInternet Media Awardsも4回目となりました。新しく平野啓一郎さん、渡辺カンコロンゴ清花さんに選考委員に加わっていただき、今年もインターネットメディアが社会に貢献していることを示す力強い作品に受賞をいただきました。前回から始まったU30’s VIEWも、新しい視点から魅力的な受賞作が選考されています。
ディスインフォメーションやプロパガンダ、有害広告などネットメディアの抱える課題はまだまだ深刻ですが、Internet Media Awardsを通じてより信頼される、社会に有意義なコンテンツやメディアの活動が広まり、盛んになることを願っています。

谷本 有香
Internet Media Awards 2024
実行委員長 谷本有香

4回目を数える本年のInternet Media Awards 2024も、多くの関係者様のご協力により、今の時代を代表する素晴らしい作品を選ぶことができました。
誠に有難うございました。

温かくも厳しい目線で作品を選んでくださったJIMA会員の皆様、長時間にわたり真摯な議論を尽くしてくださった選考委員の皆様、心から感謝申し上げます。
そして何よりも、2023年に魅力的なコンテンツを世に出してくださった方々、候補作をご推薦してくださった皆様にも厚く御礼を申し上げます。

今後もこのアワードを通じ、信頼に足り、人々に元気や勇気を与える作品に光を当てて参りたいと思っております。
引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

選考委員(五十音順)

関 治之

SEKI HARUYUKI一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事

平野 啓一郎

HIRANO KEIICHIRO小説家

干場弓子

HOSHIBA YUMIKO(株)BOW&PARTNERS 代表/(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン共同創業者・前社長

渡部カンコロンゴ清花

SAYAKA KANKOLONGO WATANABENPO法人WELgee 代表

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伊藤和真

ITOH KAZUMA株式会社PoliPoli 代表取締役/CEO

増田奈保子

SHIMOYAMA AKIHIKO株式会社Senjin Holdings代表

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